ミシェル・スティール氏が韓国大使に指名されました。ちなみに、結構長い間、韓国の大使は「臨時」でした。彼女は別に日本の意見をちゃんと聞いてくれる人ではありません。日韓の間の問題においてもそうだったし、今回もまた、尹錫悦大統領の第三者による代位弁済について、勇気あることだったと褒めています。そんな彼女ですが、もともとは「米国優先主義」の人。いまの韓国政府にこの人が大使になるのは、ミョンたんからすると思わしいことではありません。今回も、彼女が、去年5月に話した「台湾の有事の際、韓国が主導的な役割を果たすべき」という内容が、今になって報じられています。引用部分にもありますが、詳しくは「日本と韓国」です。かなりストレートな話だな・・と思います。
高市早苗首相の台湾関連発言の後、韓国メディアガそれをどれだけ「あってはならないこと」として報じてきたか、それらの記事を追ってきたからこそ、そう思います。ノーカットニュース、19日です。また、17日に本ブログでも取り上げた「米国が北朝鮮の核関連問題で、韓国政府との情報共有を制限することになった」件、まだ記事が続いているので中央日報の記事を一緒に取り上げてみます。ただ、与党と野党の間では話題になっていますが、一般的にはまったく話題になっていません。以下、<<~>>が引用部分です。
<<・・新任駐韓米国大使にミシェル・スティール前連邦下院議員が指名され、彼女が見せてきた対中・対北朝鮮強硬色彩が、李在命政府の外交政策と衝突する可能性があるという懸念が出ている・・・・彼女は、政治的に対中、対北朝鮮に強い色彩を持っている。スチール指名者は下院議員時代、米中戦略競争特別委員会で活動し、中国企業を牽制し人権問題を提起するなど、対中牽制立法活動に先立っていた。特にスティール指名者は昨年5月、政治ユーチューブチャンネルに出演し、「大使に任命されれば、真っ先に推進したい韓米間の協力課題」が何なのにかについて、「中国が台湾を2027年までに攻撃するのではないかという話が出ているではないか」と話し、「インド太平洋の問題は、どうしても韓国と日本が主導していくべきではないだろうか、と思っている」と話した。
台湾有事の時の対中国防衛のための、在韓米軍の役割を強調した発言である。ミシェルスティール指名者が言及した「2027年中国の台湾侵攻説」は、数年前から浮上してきたが、先月、米国情報当局は「中国指導部が、現在としては、2027年台湾侵攻を実行する計画を持っていない」と分析したことがある・・・・2020年には現地マスコミに「金正恩を相手する最も重要なパートナーが、圧迫を加えるどころか、北朝鮮に屈服している」とし、当時の文在寅政権の対北政策を批判する文を寄稿したこともある。ミシェルスティール指名者の、中国と北朝鮮に対した強硬基調が、李在明政府の「朝鮮半島平和共存プロセス」と衝突する可能性を憂慮する視線が出ている理由が、これだ。米朝の対話を媒介し、中国との関係改善を通じて南北関係の改善を図る李在明政府の構想と、ミシェル・スティール指名者の今までの発言は、明らかに反している・・
・・ただし大統領府高位関係者は、「トランプ政権自体が保守政府」とし、「韓米同盟関係を築いていくのに、問題にはならない」と話した。他の政府関係者も「(ミシェルスティール指名者が)大使に任命される前の活動とは無関係に、駐韓大使として韓米関係を最優先にして活動してくれるだろう」と話した(ノーカットニュース)・・>>
<<・・鄭東泳長官は先月6日、国会外交統一委員会全体会議で「寧辺と亀城にあるウラン濃縮施設で高濃縮ウラン(HEU)生産が行われている」と話した。これに対し、米国が鄭長官の「亀城核施設」発言と関連して(※事前に相談もせずに情報を公言したことなどで)先月中旬、外交・国防・情報など様々なチャンネルを通じて、重要な対北朝鮮情報を公開したと抗議したことが、17日、把握された。米側は「責任ある再発防止措置が取られるまでは、情報共有を制限する」という立場も共に伝えてきたという。これに対して統一部は、「鄭長官発言の背景については米国側に十分説明し、米国側も理解したものと知っている」とし「米国側抗議については、知っていることがない」と話した。
また、与党の共に民主党は、鄭長官の北朝鮮第三核施設の言及に対する野党からの批判に、「国民の力は韓米同盟の瓦解を望む集団だ」と反論した・・・・副スポークスマンは「(※野党の国民の力は)底を打つ支持率、大敗が予想される地方選挙を控えて、対外的な危機を望んでいる、本当に思わしくない心構えである」とし「何のでもなく、なにかあれば韓米同盟が崩れると騒ぐのは、オオカミ少年と変わらない。支持者たちも背を向けるであろう」と話した(中央日報)・・>>この「十分説明し、相手も理解した」というフレーズ、今までもそうですが、最近になってまた同じフレーズが増えてきた気がします。
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。