やはり、米国の後は中国ネタですね(謎理屈)。20日にも同じ趣旨の記事を紹介したことがありますが、もともとは「3月までは」とされていた中国 王毅 外交部長の訪韓が、実現しないでいます。韓国が電子入国申告書の「台湾(中国)」表記に関して、修正を進めている(表記を変えるのではなく、項目自体を無くす)ことがその理由だと言われています。韓国政府としては、米中首脳会談の前に王毅部長が訪韓し、北朝鮮関連で「米朝首脳会談」や、いわゆる「朝鮮半島平和ムード」について話し合う予定でした。SBS(20日)と東亜日報(21日)の記事によると、去年9月に韓国の外交部長官(外相)が訪中したので、今回は王毅 外交部長が訪韓する番で、3月(韓国で言う「1分期」)には訪韓するはずだった、とのことでして。そもそも訪韓の予定そのものが無いのではないか、という記述も見られます。韓国政府は「台湾表記が理由ではない」としていますが、じゃ、なにが理由なのかははっきりしていません。「訪韓について何も決まっていない」とだけ話していますが・・それだと、「3月まで訪韓するという話はなんだったのか」ということにしかなりません。以下、<<~>>で引用してみます。
<<・・ドナルド・トランプ米大統領の、来月の訪中を控えて、韓中のハイレベル交流は遅れを取っている。そんな中、中国と北朝鮮、ロシアが高位級交流を強化し、米朝対話の再開を通じて南北関係改善を導き出そうとする李在明政府の構想がうまく進まない可能性があるという懸念が出ている。米国とイランの問題が長期化する可能性が高くなり、国際情勢の不確実性が大きくなっている。昨年9月から本格化した中国、ロシア、北朝鮮の「三角密着」が一層強化されているという。これにより、米中首脳会談でも朝鮮半島情勢が優先順位の高い議題として扱われるのは難しいという観測が出ている。当初、政府は1月、李在明大統領の国賓訪中の後、王毅外交部長の訪韓を通じて韓中関係を復元する雰囲気を続けようとしていた。
しかし、王部長の訪韓は引き続き実現しないでいる状況だ。先月中旬に両国間の訪韓が議論されたが、両会など中国の政治日程と、その月末に予定されていた米中首脳会談などで、実現できなかった。昨年9月、趙顕 外交部長官が訪中しただけに、形式上、王部長が訪韓する順番になったが、すでに政府が公開的に言及した目標時点(1~3月期)は過ぎた状況だ。中国は両会の前の先月初めに訪朝を推進したが、イラン自体など余波で日程を取り消し、今月9、10日に訪朝したと伝えられている。政府が韓中戦略コミュニケーションを推進しているのは、米中首脳会談を通じて中国が北朝鮮の対話復帰など朝鮮半島情勢の変化をリードする仲介の役割を果たすことができるという期待感のためだ。貿易葛藤や台湾問題などが話題に上がるはずの米中会談のテーブルに、米朝対話など朝鮮半島議題を上げるのが、政府の対北構想とも合致するからだ。
ある情報筋は、「北朝鮮に行ってきた王部長の訪韓が保留されているのは、中朝のコミュニケーション結果が、私たちの期待と違うということではないか」とし「依然として米朝対話及び南北関係改善の時点と必要性に対する温度差があるという意味だ」とした。今年1月、李大統領は習近平国家主席に朝鮮半島問題に中国が仲裁の役割を果たすよう要請したが、習主席は「忍耐心を持つ必要がある」とスピード調整の必要性を示唆した。国家情報院長が推進していた訪中が、中国の事情で保留されたことも、同じ脈絡で解釈される。
中国は北朝鮮、ロシアと密着しつつある。セルゲイ・ラブロフロシア外交長官が今月14、15日、王部長の招待で北京を訪問し、王部長は訪朝期間に北朝鮮の外相を中国に招待したという。当時、金正恩北朝鮮国務委員長は6年7カ月ぶりに訪朝した王部長に会い、「社会主義中心の中朝友好協力関係を持続的に深化発展させ、高位級交流と戦略的コミュニケーションを強化しよう」としていた(東亜日報)・・>>
<<・・外交部は、王毅中国共産党外交部長が台湾関連事案のために訪韓を遅らせるのではないかという観測に対し、事実と異なるとし、韓中が疎通を維持していると20日明らかにしました。外交部当局者はこの日「王毅部長の訪韓に関連して、具体的には定められておらず、韓国政府は韓中首脳会談の後続措置履行などのための王毅部長の訪韓を歓迎するという立場」と話しました。これに先立ち趙顕 外交部長官は中国と、今1~3月期に外交長官会談を推進中だと明らかにしましたが、4月も半分以上過ぎた現在まで会談は行われず、王毅部長は9~10日に北朝鮮を訪問しました。
一部では韓国電子入国申告書上の出発地・目的地項目にあった「中国(台湾)」表記に台湾が反発したことで、韓国が項目自体を削除すると明らかにしたことに対して、中国が不満を抱いて、王毅部長の訪韓を保留しているという推測が出たこともありましたが、外交部はそうではないと線を引きました(SBS)・・>>
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。