ほぼ全ての分野がそうですが、特に半導体、防衛産業などで、日本でなにか少しでも動きがあれば、韓国では多くの記事が量産されます。日本で住んでいる感覚だと、ちょっと信じられないほどの数の記事が出たりもします。そんなものに比べると失礼でしょうけど(ソース記事は自分でちゃんと日本のデータセンターを訪れてから書いたものですから)、21日の東亜日報に日本のデータセンター関連記事があったので、取り上げてみます。韓国では、AIで韓国が「世界3位」ということになっています。ただ、具体的になにがどう3位なのかは分かりませんし、3位だとする人もいれば3位を目指すという人もいます(ひょっとすると、3位を目指すという主張が、いつの間にか『3位だ』ということになったのかもしれません)。しかし、記事は「データセンターこそがAIの競争力だ」としながら、その規模は、日本が韓国の3倍だとしています。なんか3が多い気もしますが、以下、<<~>>で引用してみます。なにか「3」を入れてオチを書いてみたいけど、うまくいきませんね。
<<・・人工知能(AI)市場を主導するための米国、中国などの各祝典は最新のデータセンター建設競争につながっている。チャットGPTのような生成型AIの演算に使用される高性能グラフィック処理装置(GPU)は、膨大な電力消費と発熱を伴う。これにこのような作業を安定的に裏付ける電力及び冷却施設を備えた最新のデータセンターの確保が、まもなく「AI国家競争力」と評価されている。日本首都東京から約40km離れた千葉県の印西は、日本国内の「データセンターの銀座」と呼ばれる。最新の流行を先導する東京の銀座通りのように、印西にはグーグル、アマゾン、マイクロソフト(MS)などグローバル情報技術(IT)企業のデータセンターはもちろん、デジタル・リアルティのようなグローバル運営会社が管理する先端データセンターが集まっているからだ。 8日、東京で電車に乗って約1時間移動し、印西を訪れた。
私たちがスマートフォンでニュースを読んだり、動画を見たり、メッセージを送信したりするときに発生するすべての操作は、近くのどこかにある物理サーバーデバイスで処理されているものだ。サーバーはユーザーと情報をできるだけ早く送受信する必要があるため、データセンターは基本的に情報需要の多い大都市の近くに主に設置されています。印西市は東京から約40km離れており、地震に備えて地盤が安定しており、大規模変電所、送電施設など電力インフラがよく設置されており、データセンター建設の優秀な立地と評価される。記者が訪れたこの日は、世界30カ国以上で300カ所のデータセンターを運営しているグローバル企業であるデジタル・リアルティと日本の三菱商事が合作して作った会社であるMCデジタル・リアルティが、新しいデータセンターであるNRT14の稼働を始めた日だった。少しの間も止まらず、24時間稼働するデータセンターは最大レベルのセキュリティゾーンだが、この日は開所式に合わせて、制限的に内部が公開された。
MCデジタルリアルティは、今回の所在地の印西だけで計3ヶ所のデータセンターを稼働することになった。山下康平MCデジタルリアリティ代表取締役は「東京と大阪などを合わせれば合計200MW規模のデータセンターを運営することになった。今後数年以内にその規模を倍増させる」と話した・・・・AI半導体の性能と集積度が高まり、親指の爪サイズのチップ1つが、家庭用電気ストーブレベルの熱を出す状況になった。発熱問題の解決こそがデータセンターの競争力を左右する重要な要件の一つになったという意味だ。エアコンのように冷たい空気でサーバーを冷やす「空冷式」だけでは対応が難しくなり、最新のデータセンターでは「水冷式」を続々と導入している。 NRT14は特殊な液体を循環させてチップを冷却する「液体冷却(Liquid Cooling)」を導入した。 NVIDIAのブラックウェルのような超高仕様チップも安定して稼動が可能と評価される。
やはり印西市にある他のデータセンターであるNRT12の中には、液体冷却技術を説明する「デジタルリアルティ・イノベーションラップ(DRIL)」という場所が設けられた。サーバーが並んでいる様子は、他のデータセンターと変わらないように見えた。しかし、サーバーの裏側に行くと、まるでボイラー施設のように金属管とホースがサーバーとつながっていた。国際不動産コンサルティング会社クシマンアンドウェイクフィールドは「2025年下半期グローバルデータセンター報告書」で、東京および周辺地域のデータセンター規模は約1350MWで、ソウルおよび首都圏(約820MW)の1.65倍と推定した。業界では大阪など関西地域まで合わせれば、日本は3000MWを超えるとみていて、韓国は全国的に総1000MW水準にとどまると見ている。 AIモデルの学習と運用に不可欠なデータセンターの規模が、日本は韓国の3倍の水準なのだ。
AI時代にデータセンターは必須施設だが、建設をめぐる賛否論議は発生している。データセンター誘致で地方自治団体は税収が増え、雇用効果も発生するが、逆に騒音や電磁波などに対する懸念が大きくなる。また、地域の電力及び湧水不足に関する懸念も浮上しているのだ。これについては、国内でもソウル、世宗市などのデータセンターの建設が漂流中だ。AI競争力確保のため、データセンターの追加建設の重要性が高まっているが、「私たちの地域はダメだ」という反対の声も出ているわけだ(東亜日報)・・>>
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。