韓国政府、日本・中国のロボットに反ダンピング関税(予定)・・しかし現場では「品質は日本、価格は中国」

ええっと、韓国政府は3月、日本と中国のロボットに対して反ダンピング関税を決定しました。近いうちに実際にかけることになる・・とされています。詳しくは、3月26日、韓国貿易委員会が、日本と中国から輸入される産業用ロボットについて、「韓国国内産業に実質的な問題を起こすと認める」とし、関税をかけるように政府(企画財政部)に勧告しました。正式には、近いうちに発効される予定です。日本に対しては17.45%~18.64%で、中国に対しては15.96%~19.85%です。しかし、ヘラルド経済(3日)の報道によると、「それでも」現場では韓国製のロボットを使おうとしないでいる、とのことでして。品質は日本製、価格は中国製という、「いつもの」構図が出来上がっているからです。ダンピングの話が出ているのに品質が高いとなると、どこか話があっていない気もしますが(笑)。以下、<<~>>で引用してみます。

<<・・国内企業のAX(※ AI Transformation、AIへの転換)推進過程で、韓国ロボットがそっぽを向かれる現象が発生している。企業が、品質の良い日本のロボット、価格競争力の高い中国ロボットを好んでいるからだ。このような流れに、政府の関税措置にもかかわらず、日本・中国ロボットの輸入量は大して減っていない。サンドイッチに転落した韓国ロボットが生存するためには、差別化された技術力が必要だという指摘が出ている。韓国製品は技術力・価格競争力ともに「曖昧」だ(※見出し)。3日、関税庁の輸出入貿易統計によると、先月、韓国の産業用ロボットの輸入量は588トンで、昨年同期間(554トン)より6.1%増加した。輸入ロボットの90%以上が日本・中国ロボットだ。日本ロボット(335トン)が最も多く、続いて中国ロボット(210トン)の順だ。




財政経済部(旧企画財政部)は昨年11月から先月20日まで日本・中国産4軸多関節ロボット(4つの関節が備えられたロボット)に対して暫定・反ダンピング関税をかけたことがある。関税率は最大43.6%であった。反ダンピング関税の対象には、世界2位のロボット会社である日本の川崎重工業と、4位のファナック​落、中国のKUKA(美的集団傘下)ロボティクスなどが含まれた。関税措置は、しばらくは効果があった。1~2月の輸入量(665トン)が前年同期(1046トン)比で36.4%減少したのだ。しかし先月、再び増加傾向に転じた・・・・関税措置にもロボット輸入量が容易に減らない理由は、日本・中国製品を好んでいるからだ。まず、日本のロボットは、韓国ロボットより品質が優れているという評価を受けている。ロボットが生産ライン全体に影響を及ぼす核心機器であるだけに、製造現場では信頼性の高い日本のロボットを好んでいるわけだ。

ロボット業界関係者は、「ロボットに一度でも問題が発生した場合、工程全体が中断される可能性がある」とし、「企業は初期導入費用よりも長期的な安定性と維持およびメンテナンスまで考慮して、検証された日本製品を選択する場合が多い」と説明した。中国のロボットの強みは、断然価格だ。関税が課せられる前の中国ロボットの価格は韓国製品の60%に過ぎなかった。関税が課されたにもかかわらず、中国ロボットの価格競争力が韓国ロボットに遅れをとっていないと、業界は分析している。費用の問題でロボットの導入に苦労している中堅・中小製造企業にとって、中国ロボットは魅力的な選択肢として機能している・・




・・状況がこのようだから、国内企AXを推進する過程で日本・中国ロボットを活用する事例が多く発生している。パクスファン グァンウン大学ロボット学部教授は、「産業現場は、日本・中国ロボットを使うことに慣れていて、国内ロボットを簡単に導入できないのが現実」と分析した・・・・産業通商部貿易委員会は先月末、日本・中国産産業用ロボットに最大19.85%の反ダンピング関税をかける案を財政経済部に提案することを議決した。財政経済部の決定がなされた場合、日本・中国産ロボットに関税がかけられる予定だ・・・・関税措置がなされたとしても、日本・中国のロボット輸入量が大して減少しないだろうとの観測もある。

日本・中国のロボットが、各自の長所を前面に出して韓国市場で確実な立地を構築した、という理由からだ。企業のAX過程で、日本・中国ロボットを導入する事例がさらに増える可能性があるという懸念も出ている。こうした中、国内製品が日本・中国ロボットとの競争で生き残るためには、付加価値の高い技術開発に速度を出すべきだという指摘が出ている。現在市場で注目されているヒューマノイド技術などを開発してこそ、グローバル市場で韓国の立地が好転されるだろうということだ(ヘラルド経済)・・>>

 




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