私もインデックスファンドをそこそこ購入している1人ですが、本ブログは投資専門ブログではありません。どちらかというと、韓国の家計債務問題、「株式でも借金で投資する人が多い」などに関する話になります。また、各種数値は今朝(2026年6月8日の朝9時~9時半)のものなので、投資関連でリアルに動く方々は必ず最新の数値を確認してください。AI・・というか、半導体関連で超上昇モードだった株式市場が、先週金曜日あたりから大いに揺れています。昨日も書きましたが、私はこれでAI相場が終わるとか、そんなONかOFFかの見方はしていません。下がる時あれば上がる時もあるでしょう。他国も、もちろん日本も、特に日経平均(TOPIXに比べて半導体関連会社の影響が強い)のほうで相応の影響を受けるでしょう。ただ、韓国「KOSPI」の場合はちょっと事情が特殊です。時価総額の約半分がサムスン電子とSKハイニックスの2社頼りで、どちらもメモリー半導体のおかげで株価が急上昇しました。
また、「不動産から株式へ」というフレーズが使われるほど、借金で株式取り引きをする人たちがふえました(5月31日に取り上げたことがあります)。それに、株価が揺れる直前、5月27日から事実上サムスン電子、SKハイニックス単独銘柄のレバレッジETF商品の発売が許可され、多くの商品が売れました。株価が大幅に下落した5日(金曜日)にも、1兆ウォンが売れたとされています。今朝、韓国KOSPIは8%以上急落して始まり、開始直後にサーキットブレーカーが発動しました。20分間取り引きが止まり、それから10分間は単一価格で取引されます(「もっとも多くの売買が成立するひとつの価格」で同時に約定させる仕組み、板寄せ方式)。SBS(7日)、中央日報(7日)から記事を引用してみます。また、一つ前のエントリーも同じ趣旨の内容だったので、興味をお持ちの方は合わせてお読みください。繰り返しになりますが、本ブログは投資で「これからこうなる!ああなる!」と書くブログではありません。そんな能力が無いからです。以下、<<~>>が引用部分です。
<<・・米国の半導体株の暴落に為替の急騰(ウォン安)が重なり、明日(※今日、8日)の韓国株式市場に「ブラックマンデー」がやってくるのではないかという見方が出ています。借入を起こして投資する「信用取引(信用買い)」の規模も過去最大級となっており、強制決済(追証回避の強制売却)やボラティリティ(価格変動)の拡大に対する懸念も高まっています・・・・また、ウォン・ドル為替相場も取引時間中に1ドル=1,561ウォンを突破し、リーマンショック(金融危機)以来のウォン安になりました・・・・米国発の半導体ショックに為替の急騰が重なったことで、サムスン電子やSKハイニックなど、大型半導体株の比率が高い韓国株式市場は、明日「ブラックマンデー」を迎えるのではないかという懸念が強まっています・・・・市場のボラティリティが拡大する中、いわゆる「借金投資(信用買い)」に対する懸念も膨らんでいます。今月4日時点で、コスピ(KOSPI)市場の信用取引融資残高は、1ヶ月前より3兆ウォン以上増加した28兆317億ウォン(約2.8兆円)となり、過去最大を記録しました。
コスダック(KOSDAQ)市場まで合わせると、37兆7,000億ウォンに達します。株価が急落すれば「反対売買(※証券会社が強制的に株を売却すること、日本でいう強制決済、追証による強制売却などのこと)」につながり、こうした投げ売りが市場に流れ込むことで、株価の下落幅をさらに広げる恐れがあります。【パク・サンヒョン iM証券 研究員「信用買いの増加自体が、市場のボラティリティを拡大させる悪材料として作用するのではないかと見ています。調整局面(下落時)を迎えた際、金利負担や利息負担そのものがかなり重くのしかからざるを得ないためです」】・・・・専門家らは、米国の物価指標やスペースXの上場、為替の動向が今週の鍵になるとした上で、当面は値動きの激しい相場展開が続くと予想しています(SBS)・・>>
<<・・外国人投資家の「売り」を吸収した「借金投資のアリ(※個人投資家)たち」、信用取引融資が1日で1兆ウォン急増、信用貸付も増加(※題)。外国人投資家が去った国内株式市場の空白を、個人投資家たちがいわゆる「ビットゥ(借金して投資)」で埋めている形だ。特に、最近サムスン電子やSKハイニックスの単一銘柄レバレッジETF(上場投資信託)など、高リスク商品が登場して以降、借金投資の規模が爆発的に増加した。7日、金融投資協会の総合統計ポータルによると、単一銘柄レバレッジETFが発売された5月27日以降の3日間で、信用取引融資の残高は計1兆7,678億ウォン増加した。先月26日に36兆2,548億ウォンだった信用取引融資残高は、27日に4,352億ウォン、28日に3,787億ウォン増加したのに続き、29日には1日だけで9,539億ウォン急増した。今年に入って最大の1日あたりの増加幅だ。これにより、信用取引融資残高は38兆227億ウォン(5月29日基準)となり、史上初めて38兆ウォンを突破した。今年初めの27兆4,207億ウォンと比較すると、わずか5ヶ月で10兆ウォン以上膨れ上がった規模だ・・
・・金融圏では、株式市場の活況と単一銘柄レバレッジETFの発売以降に増えた「借金投資」の需要が、今回の信用貸付の増加を牽引したとみている。外国人の資金流出を、個人が借金とレバレッジで防戦する構造が深刻化しているという指摘が出る背景だ。市場のボラティリティ(変動性)拡大を懸念する声も高まっている。サムスン電子・SKハイニックスの単一銘柄レバレッジETFは、上場直後に20%以上急騰したものの、5日の1日だけで13〜14%急落し、高い変動性を露呈した。借金投資の規模が大きくなった状況で、市場が調整局面に突入した場合、信用取引投資家に対する「反対売買(強制決済)」が増え、いわゆる「連鎖的な強制清算」につながる恐れがある。
特に、個人投資家の資金が集中しているサムスン電子やSKハイニックスなどに売り注文が殺到した場合、下落幅をさらに広げる可能性がある。先月の反対売買金額は7,946億ウォンで、前月(2,642億ウォン)の3倍以上に増加した・・・・ブルームバーグは7日(現地時間)、「海外のヘッジファンドは最近、韓国株式の比率を減らし、下落リスクに備えたヘッジに動いている」と伝え、「外国人資金の流出を、ボラティリティの大きい個人投資家たちが吸収している構造は、今後の市場の変動性をさらに大きくする可能性がある」と警告した(中央日報)・・>>
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。