韓国旅行商品、ダンピング販売が問題に・・韓国メディア「観光客数だけ重視されている」

韓国で、「ショッピング」に応じなかったという理由で、中国人団体観光客を現地に置いたまま旅行会社がどっか行ってしまって、韓国観光当局と中国大使館などが調査に着手しました。そもそも(韓国内にあるとはいっても)どこの国の旅行会社なのかもわからないし、普通なら「とんでもない会社もあるもんだな」で済む話かもしれません。でも、これ何度も同じ内容を本ブログに書いてきたし、実際に観光商品をサンプル調査、または直接購買する形で調べたところ、多くが「ダンピング商品」としての疑惑が指摘された、とのことでして。簡単に言えば、安い価格で旅行商品を売って、残りはショッピング枠などでカバーするという話です。今回アジア経済(21日)が報じている観光商品だけでなく、2023年10月18日に本ブログで取り上げたSBSのニュースにも似たような話があって、ショッピングが何度もありました。「購入金額が少なすぎる」と言われたり、場合によっては出入り口を封鎖されるとのことで、今回の記事にも同じ内容が書かれています。ダンピングだからってすべてがそうじゃないでしょうけども、呆れて笑ってしまう内容です。

私も、日本でバスツアーなどによく参加します。「レナと都道府県制覇」を目指しているので、これからはどんどんバスでは無理・・なところに訪れることが増えるでしょうけど、それでも日帰りとか1泊旅行とかだと、よく参加します。コースに「買い物」が入ることは普通にあります。道の駅とか、特産品とか、工場から農園まで、いろいろです。私は記念になりそうなものを買ったりしますが、思ったより面白いところも多く、雰囲気も普通に明るく、店も親切だし、なによりそこまで高い商品はそうないので、個人的にこれといって不満はありませんでした。そういえば、旧ブログのとき、韓国内の旅行だと「気持ちよく出かけることはあっても、気持ちよく帰ってくることはほとんどなかった。日本の場合、出発から帰宅まで気分が良い」と書いた記憶がありますが、そういう差、とでも言いましょうか。以下、<<~>>が引用部分です。




<<・・中国人の団体観光客が、ショッピングを拒否したという理由で数時間にわたり放置される事件が発生し、韓国国内のインバウンド観光市場における根深い病弊である「ダンピング観光(※格安ツアー)」が再び議論の的となった。観光を口実にショッピングの手数料に依存する低価格商品が依然として市場に蔓延する中、政府は訪日・訪韓客の誘致拡大には政策的リソースを集中させる一方で、市場管理やサービス品質の改善においては明確な成果を出せていないと評価されている。ここに加え、ガイドの人手不足を理由に臨時資格制度の導入まで推進されたことで、観光産業の競争力を高めるためには、観光客数を増やすことよりも市場の秩序を立て直す改革が優先であるという声が高まっている・・・・結局、警察が出動し、中国大使館や文化体育観光部、中国の観光当局も事実関係の把握に乗り出した。翌日の出国日程は別のインバウンド旅行会社が支援した。韓国旅行業協会(KATA)は「ショッピングをしなかったという理由で、団体観光客全員を現場に残して去った事件」と説明した。

問題は、今回の事件を一部の旅行会社による一時的な逸脱(不祥事)と見なすのが難しいという点だ。ソウル市が昨年、中国のオンラインプラットフォームで販売されたソウル旅行商品100件を調査した結果、85件がダンピングの疑いのある商品に分類された。また、中国・ベトナム向けの旅行商品7件を直接購入して点検した結果では、4泊5日の日程中にショッピングセンターを最大8回も訪問する商品も確認された。観光客が商品を購入するまで店舗から出られなくしたり、ショッピングの実績によってガイドの態度が一変するなど、過度なショッピング強要の事例も相次いだ。ダンピング観光とは、ツアーの販売価格だけでは宿泊・交通・食費を賄えない低価格商品を販売した後、韓国国内でのショッピングやオプショナルツアーの手数料で損失を補填する構造のことだ。海外の送客業者から地上費用(現地の滞在費)を受け取れなかったり、韓国国内のランドオペレーターが観光客を誘致するためにかえって集客費を支払う、いわゆる「マイナスツアー」も少なくない。




韓国国内の旅行会社は、健康食品店や化粧品店、免税店などを日程に組み込み、観光客の購入額の一定割合を手数料として受け取る。ハンヤンサイバー大学のパク・サンヒョン教授は「財務的に赤字が出るほどツアー価格を下げた後、観光客の消費を誘導し、提携店舗から通常売上の10〜20%を手数料としてキックバックしてもらう方式だ」と指摘した。

このような構造のもとでは、ツアー価格が安くなればなるほど、観光客がショッピングで消費しなければならない費用が大きくなるしかない。ショッピング実績が低迷すれば旅行会社やガイドが損失を抱え込むことになり、その結果、観光日程は削られる代わりにショッピング時間が増えることになる。ガイドは歴史や文化を解説する案内者というより販売員としての役割を求められ、無資格者が実際に案内を担当し、有資格者は取締りに備えてバスの中にだけ待機する、いわゆる「シッティングガイド」も、こうしたコスト削減構造から生じた抜け道とされている・・

・・(※しかし、政府としては数を重視しているという趣旨で)政府は外国人観光客3,000万人早期達成を目標に掲げ、海外マーケティングや航空・地域観光への支援を拡大している。今年の追加更正予算にも外国人観光客誘致のマーケティング予算281億ウォンを計上し、地方自治体も外国人団体観光客の誘致実績に応じて旅行会社に各種インセンティブを支給している。しかし、原価以下の低価格商品も入国者数や宿泊実績として集計されるため、観光の「質」よりも誘致実績に偏重した政策であるという批判も根強い・・

・・フランスは、一般的な観光のアテンドと文化遺産の専門解説を区別し、美術館・博物館や歴史的記念物の有料解説は専門資格を持つガイドのみに認めている。日本は2018年に通訳案内士の業務独占規制を廃止する代わりにランドオペレーター登録制を導入し、国家資格を持つガイドに対する定期研修を義務付けた。専門家らは、韓国も単に臨時資格の導入可否だけを議論するのではなく、原価割り込み契約の管理やサービス品質の管理、教育修了者の責任範囲などを総合的に設計すべきだと指摘している。昨年の訪韓外国人客数は1,893万7,000名と歴代最多を記録したが、1人あたりの支出額は1,155.8ドルにとどまり、2019年の水準を下回った(アジア経済)・・>>

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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