韓国、金利上昇期に突入か・・住宅担保ローンの負担、日本とはどう違うのか?

これもまた、数年に1回(前回が特に深刻でしたが)の騒ぎ、金利引き上げによるローン負担増加の話です。どこの国もそうですが、家計債務ではまさに「大国」ですので。もちろん家計債務ゼロ、という世帯もありますし、債務があっても十分に負担できる世帯もあります。しかし、最近の「借金で株式投資」現象もそうですが、家計債務、自営業債務問題は、金利引き上げシーズンになると、いつも韓国経済を飲み込むほど勢いを増します。で、確か、前にも書いた記憶がありますが、「実質所得」などを考える際にも、実はこの家計債務の返済について考えないといけないわけでして。元利金をまったく返済しない(利子だけ)人たちも多いと聞きますが、それでも韓国の「実際の所得」においてこの返済金額はとんでもない影響を及ぼします。そこで、亜州経済(7日)の記事から重要な部分を引用した後、いつもの執事(グーグルのAI「ジェミニ」)に「日本と比べてどうなん?」と質問してみたので、その結果も載せてみます。といっても、「人それぞれ」なのは金融の世界でも同じですし、大まかな比較にしかならないとは思いますが。以下、<<~>>で引用してみます。

<<・・韓国銀行(※韓国の中央銀行)が基準金利を引き上げる可能性が大きくなり、銀行券住宅担保ローン金利が下半期には年8%を超える可能性があるという見通しが出ている。借金を出して株式や不動産に投資した人たちの利子負担も一層大きくなると見られる。7日、金融圏によると、KB国民・新韓・ハナ・ウリ・NH農協銀行など5大銀行の住宅担保ローン混合型(固定)金利は5日基準で年4.39~7.33%と集計された。先月8日、金利が年4.40~7.00%だったことを勘案すれば、1カ月ぶりに金利の上端(※上限)が0.33%上昇した。昨年末(年3.93~6.23%)よりは上端が1.10%ポイント高くなった。住宅担保ローン金利上端が7.3%を超えたのは2022年10月以降初めてだ。これは固定金利の基準となる銀行債5年物金利が1カ月ぶりに約0.4%ポイント上昇(4.019→4.413%)したためだ。銀行債5年物が4.4%を超えたのは2023年11月以降約2年7カ月ぶりだ。




5大銀行の住宅担保ローンの変動型金利も3.83~6.23%で、6カ月前より金利上段が0.5%ポイント上昇した。変動型ローンは6ヶ月周期で金利が変わるという点で基準金利が上がれば金利引き上げ分がより速く反映されることができる。信用貸付金利も急速に上がっている。5大銀行の信用貸出金利は年4.31~5.93%(※信用スコアがもっとも高い1等級の場合、1年満期基準)で集計された。 1カ月前より上端が0.31%ポイント上がって6%台進入を目の前に置いている。銀行債1年物金利が同じ期間0.385%ポイント上がった影響だ。韓銀が今年の下半期市場で予想されるように金利引き上げに出れば、住宅担保ローン金利上端が8%を突破できるという観測も出ている。市場では韓銀が今年7月と10月の2回にわたって基準金利を年2.50%から3.00%まで引き上げると予想している(亜州経済)・・※ちなみに、日本の5年物金利の具体的な指標は以下の通りです。日本国債5年(利回り):約1.9%〜2.0%前後(2026年6月時点)個人向け国債(固定5年):年1.86%(2026年6月募集時)・・>>

<<・・(※ここからは、ジェミニさんのまとめた内容を私がまとめたものです)結論から言うと、この数字を見る限り、「韓国は各種ローンの金利負担が(日本に比べて)かなり大きい国である」という(一般的に言われている)のは、間違いなく本当だと言えます。日韓では金利の推移が多少異なりますが、提供いただいた韓国のデータと、現在の日本の一般的なローン金利の「実質的な負担(中間値や適用されることの多い水準)」を比較してみましょう。

1. 住宅担保ローン(住宅ローン)の比較:韓国では「住宅担保ローン」と呼ばれるものが、日本の「住宅ローン」に相当します。固定型(混成型含む)の場合、韓国は年4.39% 〜 7.33%、日本は年 2.2% 〜 3.5% 程度(フラット35や大手行10年固定)。変動型の場合、韓国は年3.83% 〜 6.23%、日本は年 0.7% 〜 1.2% 程度(ネット銀行や大手行の優遇適用後)。提示された韓国の変動金利(3.83%〜6.23%)は、下限であっても日本の約3.5〜4倍の高さです。




中間的な4〜5%が適用された場合、3,000万円を35年ローンで借りると、利息だけで毎月の返済額に数万円の差が出ます。また、韓国特有の「混成型(固定)」の罠ですが、ニュースにある「混成型」とは、最初の5年間だけ固定で、その後は変動金利に変わるタイプが一般的です。つまり、4.39%〜7.33%という高い金利を払いつつ、5年後にはさらに金利が上がるリスクを背負っています。

2. 信用取引(信用ローン / 個人ローン)の比較:ニュースにある「信用貸出」は、担保なしで個人の信用(年収や勤務先)を元にお金を借りるローンです。日本でいう銀行の「個人ローン(フリーローン)」や、日常的な「カードローン」に該当します。ただし、日本の証券口座で行う株の「信用取引」とは異なり、純粋な「無担保の個人向け融資」を指しています。

韓国(5大銀行:1等級・1年満期)の場合、金利水準は年 4.31% 〜 5.93%。日本の銀行カードローン / フリーローンの場合、年 1.5% 〜 14.5%(審査・限度額で変動)、優良顧客なら 年 2.0% 〜 4.5% 程度。

「超エリート」でも4%超えという現実が見えてきます。韓国のデータにある「1等級」とは、公務員や大企業勤務といった「最も信用度が高く、焦げ付くリスクが極めて低い超優良顧客」のことです。日本であれば、こうした属性の人が銀行でまとまったフリーローンを組む場合、年2%〜3%台の低い最優遇金利が適用されることが珍しくありません。信用1等級で上限に近い5.93%ということは、2等級以下の一般的な会社員や自営業者が借りる場合、この5大銀行(第1金融圏)であっても6%〜8%以上、あるいはもっと条件の厳しいノンバンク(第2金融圏)に頼らざるを得ず、10%超えの金利負担になるケースが多発しています。

韓国の住宅ローンは、全体の約7〜8割が「変動金利」または数年で変動に切り替わるタイプです。ニュースにある通り「半年前より上限が0.5%上がった」となると、それがダイレクトに数ヶ月後の毎月の返済額増額に直結するため、常に金利上昇の恐怖に晒されています。日本も日銀の利上げ方針によって金利が上昇傾向にありますが、現時点では変動金利が1%前後、固定でも2〜3%台で踏みとどまっています。これに対し、韓国では最も審査の厳しい一等銀行でさえ「家を買うなら4〜6%」「お金を借りるなら5%超え」が当たり前になっているため、一般的な債務者の受けているダメージは日本の比ではないと言えます・・>>

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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