韓国地上波放送、相次ぐミスリード・・野党側で活動中の人を「一人の漁民」としてインタビュー、「福島30年分と韓国1年分のトリチウムを比較」など

いままで、処理水放流に関して、韓国メディアのいくつかの『不思議』報道をお伝えしました。湾内(網などで魚がコントロールされるエリア)で捕れたクロソイが基準値を超えていたことで、「沖合(沖合はずっと広い範囲で、コントロールされていません)で捕れた」と多くのメディアが報道したこと。香港の漁民が魚の塩漬けについて話していることを、処理水関連として完全に「創作」して字幕を付けていたこと、などなどです。どちらも、地上波含めて大手メディアの記事でした。7月1日のエントリーで漁民インタビューなどを取り上げたことがあるので、よろしければお読みください。ちなみに、当時、韓国メディアの記事は聯合ニュースなどニュース通信会社の記事をそのまま(字一つ変えずに)載せることが多いですが、「湾内」の場合は、聯合ニュースはちゃんと「湾内」と報じているのに、他のメディアはわざわざ新しい文章を書いて「沖合」とするところが多かったことも、印象的(?)でした。

で、こんなところですが・・今回は、地上波放送MBCが共に民主党側の人物を何の説明もなく「漁民」としてインタビューしたり、地上波放送KBSが「日本30年分と韓国1年分のトリチウム排出量」を比べて報道していた・・などの指摘がありました。KBSの件は2年前の記事(いまもオンライン掲載中)ですので、一歩遅れて明らかになった形です。ソース記事は、ペンアンドマイク朝鮮日報の報道です。特に「漁民」の場合、大統領選挙のときに該当地域のイジェミョン候補側の選挙本部長で、該当地域の議会に共に民主党の公式推薦で出馬したりしました。該当地域にも放送局支部があるし、これを放送局が事前に知らなかったはずはなく、両紙以外にも複数のメディアが記事を載せています。以下、<<~>>で引用してみます。

 

 

<<・・放流が始まった日、木浦(モクポ)MBCは、「私の子にはもう水産物をやらない」という「漁民」のインタビューを出した。生産者自らの発言で、視聴者たちに大きな印象を与えた。ところがこの漁民が、昨年の地方選挙で共に民主党所属で出馬した人だと明らかになった。放送の公正性問題が提起された・・・・取材内容を総合すれば、カン氏は昨年大統領選挙でイ・ジェミョン共に民主党大統領候補の該当地域競選(※大統領候補を決めるための党内選挙)対策共同本部長を務めた人物だ。昨年6月に実施された全国同時地方選挙には共に民主党の公式推薦を受け、出馬した(※当選できませんでした)・・

・・カン氏は先月1日、共に民主党が主催した政府糾弾集会にも参加した。去る20日には「親・イジェミョン」派の集会であるTHE民主全国革新会議に参加するなど、党関連活動を着実に続けている・・・・これに対して与党「国民の力」は、「政治家を漁民にして怪談を流している」とした。 国民の力の「怪談防止特別委員会」は28日声明を出して、「カン氏が党の指示を受けてインタビューし、木浦MBCがこれをそのまま放送したのなら、放送法において大きな問題だ」とした(朝鮮日報)・・>>

 

<<・・KBSが、福島処理水放流に関連して2年前に報道した「ファクト・チェック」記事について批判が集まっている。韓国の5つの原発と福島第1原発がそれぞれ排出する三重水素量を比較するものだが、韓国の場合に1年分を、福島の場合は30年分を書いておいたのだ・・・・「韓日原発三重水素排出量」を比較した視覚資料が添付されているが、 これを見ると、韓国の5原発の三重水素排出量が210テラベクレル(T㏃)となっており、福島の排出量は1000テラベクレルと表記されている。問題は、210テラベクレルは一年間排出された量であり、1000テラベクレルは処理水が30年間排出される場合を想定したときの総量という点である。ところがKBSは資料に排出量と30年値排出量を並べて書いた。詳しく読んでみないと、福島が韓国の原発より5倍多いと勘違いする可能性が高い(ペンアンドマイク)・・>>

一応「総」と書いてあるものの、字が小さく、「30年間~」とは書いてあるけど、30年分なのかどうかはわかりにくい、とのことでして。ペンアンドマイクのコメント欄には、「(一応詳しく読むと書いてはあるので)嘘を書かずに嘘をつくパターン」と指摘されています。コメントといっても、2つしかありませんが・・

 

 

 

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